答えshāh māt(王が動けない)。chess の check も「王」= shāh から。
📖くわしく解説します
チェスの原型はインドのチャトランガ。それがペルシアに伝わり shatranj になりました。相手の王を追い詰めた時の宣言が shāh māt(シャー・マート)。shāh は「王」(=イランの称号シャー)、māt は「無力になった・打ちのめされた」。
この shāh がヨーロッパで check になり、そこから「動きを止める」→ 阻止する、確認するという意味に広がりました。
つまり、レストランの check(勘定書)、check-in、bank check、チェックボックス、そしてチェック柄(市松模様=チェス盤の柄)まで、すべてペルシア語の「王」から派生しているのです。
この語の広がり方を追うと、英語の check がなぜあれほど多義的なのかが腑に落ちます。もとは「王を動けなくする」=相手の動きを止める。そこから「阻止する」→「押しとどめる」→「間違いがないか押さえる」→「確認する」と、止める行為が確かめる行為に転じました。
英米差もここに絡みます。アメリカでは勘定書が check、イギリスでは bill。銀行の小切手はアメリカ check、イギリス cheque。チェック柄(英 chequered)がチェス盤の市松模様から来ているのも同じ流れで、a chequered past(いろいろあった過去)という比喩まで生まれています。
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❓まとめ
Q. checkmate(チェックメイト)はペルシア語で「王が呆然としている」
A. shāh māt(王が動けない)。chess の check も「王」= shāh から。