答えシェイクスピアの時代は Know you not? でよかった。do 疑問が必須になったのは比較的最近。
📖くわしく解説します
Do you know him? — 当たり前に見えますが、ヨーロッパの主要言語でこんなことをするのは英語だけです。ドイツ語 Kennst du ihn?、フランス語 Le connais-tu? は、動詞をそのまま前に出すだけ。
英語も昔はそうでした。シェイクスピアは Know you not?、What say you?、I know not. と平気で書いています。欽定訳聖書も同様。
do を使う形が必須になったのは、17〜18世紀にかけて。この現象を do-support(do 挿入) と呼びます。
なぜ英語だけがこうなったのか。有力な説の一つがケルト語(ウェールズ語・コーンウォール語)の影響。これらの言語には英語とそっくりな「する」を使う迂言的な構文があり、ブリテン島の先住民が英語を話すようになった際に持ち込んだのではないか、と考えられています。
do-support には、意外な副産物もありました。強調の do です。I do love it.(本当に好きなんだ)、She did tell me.(ちゃんと言ってくれたよ)。疑問文と否定文のために用意した do が、肯定文を強める道具としても使えるようになったわけです。
この形は会話でとても便利です。相手に疑われたとき、I did send it.(ちゃんと送りましたよ)と言えば、余計な言葉を足さずに強く主張できます。本当にという副詞を探すより、do を足すほうが英語らしい——覚えておくと表現の幅が広がります。
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❓まとめ
Q. 疑問文に do を使う仕組みは、英語だけの奇習
A. シェイクスピアの時代は Know you not? でよかった。do 疑問が必須になったのは比較的最近。
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