答えGod(神)+ sibb(親族)=洗礼の名付け親。出産に立ち会う親しい女性たちのおしゃべりが、そのまま語の意味になりました。
📖くわしく解説します
古英語の godsibb は、God(神)+ sibb(血縁・親族)。洗礼で結ばれる霊的な親族、つまり名付け親(godparent)を指す真面目な語でした。sibling(きょうだい)の sib と同じ語根です。
この語の意味を動かしたのは、中世の出産の風景です。当時のお産は、産婆と近しい女性たちが産室に集まって行うものでした。その場にいる女性たちが、まさに godsibb。そして長い出産のあいだ、彼女たちは当然ずっと話をしています。
こうして godsibb は「産室に集う親しい女友達」を指すようになり、やがて「その人たちが交わす類の話」そのものを意味するようになりました。人を指す語が、その人の行為を指す語に化けたわけです。16世紀には現在の「噂話」の意味が定着し、20世紀には動詞にもなりました。
意味が落ちていく過程には、女性のおしゃべりを軽んじる視線がはっきり残っています。語源をたどると、その言語を使っていた社会が何を軽く見ていたかが透けて見える——gossip はその典型例です。
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🔊この話に出てきた英語を使ってみる
音声ボタンを押すと、ネイティブ発音で読み上げます。
Stop gossiping about your coworkers.
同僚の噂話をするのはやめなさい。
❓まとめ
Q. gossip(噂話)の語源は、なんと「名付け親」
A. God(神)+ sibb(親族)=洗礼の名付け親。出産に立ち会う親しい女性たちのおしゃべりが、そのまま語の意味になりました。