答え「噛んだ犬の毛を傷口に貼れば治る」という中世の民間療法が元だから。

📖くわしく解説します

完全な形は the hair of the dog that bit you(あなたを噛んだ犬の毛)。狂犬病の犬に噛まれたら、その犬の毛を焼いて傷に当てれば治る——という、まったく効果のない民間療法が語源です。

「原因になったものを、そのまま治療に使う」という発想がそっくりなので、二日酔いに酒を飲む行為の比喩になりました。16世紀にはすでにこの意味で使われています。

ちなみに医学的には、迎え酒は回復を先送りするだけで解決にはなりません。犬の毛が狂犬病に効かなかったのと、まったく同じ構造です。語源のほうが正直だった、という珍しい例かもしれません。

この民間療法は、同種療法(似たもので似たものを治す)という古い医学思想の一例です。効果はありませんでしたが、発想そのものは後のワクチンや減感作療法に通じているとも言えます。もっとも、迎え酒に医学的な正当性はありません。

実際の使われ方は、たいてい言い訳とセットです。Just a little hair of the dog.(ちょっとだけ迎え酒をね)。冗談めかして言うのが前提の表現で、真顔で使うと心配されます。ちなみに二日酔いそのものは hangoverI'm hungover. が形容詞形です。

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He's having a beer as the hair of the dog.
彼は迎え酒にビールを飲んでいる。

🏷 二日酔い 迎え酒 民間療法

まとめ

Q. hair of the dog(迎え酒)は、なぜ「犬の毛」?

A. 「噛んだ犬の毛を傷口に貼れば治る」という中世の民間療法が元だから。

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