答えはい、interrobang(インテロバン)という名前の正式な記号です。1962年、ニューヨークの広告会社経営者マーティン・スペクターが、驚きと疑問を同時に表すための新しい記号として提唱しました。活字書体やタイプライターにまで採用された時期もありますが、今ではほとんど忘れられた存在です。

📖くわしく解説します

広告のコピーライターは昔から、"Your car, totaled?!" のような驚きと疑問が混ざった文に ? と ! を並べて書いていました。この重ね書きを1本の記号にまとめられないかと考えたのが、広告代理店 Martin K. Speckter Associates の経営者で、業界誌 TYPEtalks の編集長でもあったマーティン・スペクターです。1962年、彼はこの新しい記号の提案を自分の雑誌の記事として発表しました。

記号の形と名前は、スペクターが読者から公募して決めました。寄せられた案には rhet(レトリックから)や exclarotive、exclamaquest などがありましたが、最終的に選ばれたのは interrobang。疑問を表すラテン語 interrogatio と、印刷業界で感嘆符(!)を指す俗語 bang を組み合わせた造語で、? と ! を1本の線で重ねたような専用の活字デザインも用意されました。

この記号は一時、本当に活字の世界へ入り込みます。1966年には書体デザイナーのリチャード・イズベルが自身のAmericana書体にinterrobangを組み込み、1968年にはレミントン社が一部のタイプライターにこの記号専用のキーを搭載しました。1960年代後半には複数の活字業界団体もこの記号を正式に採用し、新しい句読点として広まる可能性を見せていました。

しかし人気は1970年代半ばには下火になり、タイプライターからコンピューターへ主役が移る過程で、キーボードの標準配列にinterrobangの座は用意されませんでした。それでも記号自体は消えておらず、Unicodeには U+203D として今も正式に登録されています。専用キーがない現代の私たちが "Really?!" と ? と ! を並べて書くのは、半世紀前に専用の1文字として生き残ろうとした記号を、形を変えて今も使い続けているということかもしれません。

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本当にケーキを一人で全部食べたの?!

🏷 interrobang 記号 punctuation Martin Speckter Unicode kigou

❓まとめ

Q. "Really?!" のように ? と ! を並べて使うことがありますが、この2つを合体させた専用の記号に、ちゃんと名前があると知っていましたか?

A. はい、interrobang(インテロバン)という名前の正式な記号です。1962年、ニューヨークの広告会社経営者マーティン・スペクターが、驚きと疑問を同時に表すための新しい記号として提唱しました。活字書体やタイプライターにまで採用された時期もありますが、今ではほとんど忘れられた存在です。

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