答え北極圏の暮らしから生まれた道具や住居の名前が、そのまま英語になっています。
📖くわしく解説します
kayak はイヌイット語の qajaq。アザラシの皮を張った一人乗りの猟用ボートで、乗り手が完全に密閉されて水が入らない構造です。ひっくり返っても自力で起き上がれる「エスキモーロール」は、この設計あってこそ。
igloo は iglu(家)。実は氷ではなく雪のブロックで作り、空気を含んだ雪が断熱材として働きます。外が -40℃でも、中は 0℃前後まで上がるそうです。anorak はグリーンランド語の annoraaq(風よけの上着)。
ちなみに kayak は前から読んでも後ろから読んでも kayak という回文でもあります。そして「エスキモー」という呼び方は差別的と受け取られる場合があるため、現在はイヌイット(Inuit)を使うのが一般的です。
イグルーの断熱の仕組みは、実によくできています。雪の中の空気の層が熱を逃がさず、入口を低く作ることで冷たい空気が下にたまり、暖かい空気が上に残る。素材と形だけで、暖房設備なしに温度差40度を作り出します。
英語での使われ方にも注意点があります。anorak はイギリス英語で、「1つのことに没頭する地味なオタク」という俗語にもなっています(鉄道ファンが分厚いアノラックを着て駅にいる姿から)。アメリカでは同じ上着を parka と呼び、こちらはネネツ語からロシア語経由で入った語です。
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🔊この話に出てきた英語を使ってみる
音声ボタンを押すと、ネイティブ発音で読み上げます。
We went kayaking on the lake.
湖でカヤックをしてきたよ。
❓まとめ
Q. kayak、igloo、anorak は、全部イヌイットの言葉
A. 北極圏の暮らしから生まれた道具や住居の名前が、そのまま英語になっています。
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