答え花の形が頭に巻くターバンに似ていたから。ペルシア語 dulband が変化した語です。
📖くわしく解説します
16世紀、オスマン帝国を訪れたヨーロッパの使節がこの花を見て名前を尋ねたところ、「ターバンのような花」という説明を受け、それを花の名前だと勘違いした——という逸話が広く語られています。トルコ語の tülbend(ターバン)、さらにさかのぼるとペルシア語 dulband です。
ちなみにトルコ語でチューリップは lâle と言い、tülbend ではありません。つまり英語のチューリップは、そもそも取り違えから生まれた名前ということになります(この逸話自体は「有力説」で、確証はありません)。
この花は17世紀オランダでチューリップ・バブルを引き起こし、球根1個が家1軒の値段になりました。ターバンの聞き間違いから、世界初の投機バブルまで——単語ひとつの旅としては、かなり波乱に富んでいます。
チューリップ・バブルは、記録に残る最初期の投機バブルとしてしばしば引き合いに出されます。1637年に価格が暴落し、多くの投資家が破産しました。ただし近年の研究では被害の規模はかなり誇張されているとも指摘されています。バブルの語り口自体がバブルだった、というわけです。
英語では tulip mania が、今でも投機的な熱狂を指す比喩として使われます。暗号資産や新技術の高騰を語る記事で the next tulip mania と書かれていたら、それは「いずれ弾ける」と言っているということです。
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🔊この話に出てきた英語を使ってみる
音声ボタンを押すと、ネイティブ発音で読み上げます。
The tulips are blooming in the garden.
庭でチューリップが咲いている。
❓まとめ
Q. tulip(チューリップ)の語源は、トルコ語の「ターバン」
A. 花の形が頭に巻くターバンに似ていたから。ペルシア語 dulband が変化した語です。
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