答え古英語 hlāfweard(loaf + ward)と hlǣfdīge(loaf + 練る人)。貴族の語源はパン係だった。
📖くわしく解説します
古英語で lord は hlāfweard。hlāf は現代語の loaf(パンのひと塊)、weard は ward(守る者)。つまり「パンの番人」です。
対する lady は hlǣfdīge。hlāf(パン)+ dīge(こねる人。dough=生地 と同語源)で「パンをこねる人」。
中世の領主とは、要するに「食料を蓄えて配れる人」のこと。権威の正体が食糧管理だったことが、単語の骨組みにそのまま残っています。ちなみに家来を意味する古英語 hlāfǣta は「パンを食べる人」でした。
この構図は、中世の権力が何に支えられていたかをそのまま示しています。土地でも武力でもなく、まず食べ物を蓄えて分配できること。飢饉が珍しくない時代、パンを配れる人間が人の上に立ちました。
英語には同じ発想の語がもう一つあります。loaf は今も「パンのひと塊」ですが、lady の -dy は dough(生地)と同じ語根。そしてcompany(会社)がラテン語で「パンを分け合う仲間」だったことを思い出すと、英語の組織を表す語は、ことごとくパンから生まれていることが見えてきます。
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❓まとめ
Q. lord は「パンを守る人」、lady は「パンをこねる人」
A. 古英語 hlāfweard(loaf + ward)と hlǣfdīge(loaf + 練る人)。貴族の語源はパン係だった。