答えラテン語の luna(月)。月の満ち欠けが人の精神を狂わせる、と本気で信じられていました。

📖くわしく解説します

ラテン語 lunaticus は「月に影響された」。中世ヨーロッパでは、月の満ち欠けが人間の心身を左右すると広く信じられており、精神の不調は月のせいだとされました。lunacy(狂気)、lunar(月の)も同じ family です。

驚くのは、これが単なる迷信で終わらなかったことです。イギリスでは19世紀に至るまで、法律の条文に lunatic という語が正式に使われ、「月の影響で正気を失っている期間」は責任能力が問われないという考え方まで存在しました。語源が制度を動かしていたわけです。

同じ発想は英語圏の文化にしっかり残っています。満月の夜は事故や事件が増える、という信仰。そして狼男(werewolf)が満月で変身するという定番の設定。moonstruck(月に打たれた=ぼうっとしている、恋に浮かれた)という単語も現役です。

なお現代英語で lunatic はかなり強い語で、精神疾患を指して使うのは差別的です。今は「無謀な人・イカれた運転をする人」のような、くだけた誇張表現として使われます。That driver is a lunatic! のように。

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音声ボタンを押すと、ネイティブ発音で読み上げます。

That driver is an absolute lunatic!
あのドライバー、完全にイカれてる!

🏷 狂気 ラテン語 迷信

まとめ

Q. lunatic(狂気の)の語源は、ずばり「月」

A. ラテン語の luna(月)。月の満ち欠けが人の精神を狂わせる、と本気で信じられていました。

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