答え香辛料貿易の航路上にあったマレー半島の言葉が、船乗り経由でまとめて英語に入りました。
📖くわしく解説します
16世紀以降、ヨーロッパの船は香辛料を求めてマレー半島・インドネシア方面へ通いました。その航路で拾われた言葉が、そのまま英語の語彙になっています。
amok は、マレー語で「我を忘れて暴れる」という状態を指す語でした。現地の文化的な現象を表す言葉として英語に入り、今は run amok / run amuck の形で「制御不能に暴走する」という意味で使われます。人だけでなく、物価やシステムにも使えます。
orangutan は orang(人)+ hutan(森)で、そのまま「森の人」。bamboo(bambu)、gong、sarong、rattan(籐)、cockatoo(オウム)も同じ出身です。compound(囲まれた敷地)は、マレー語 kampung(村)が英語の compound と混同されてできた語だとされます。
面白いのは、これらが全部「現地にしかないもの」の名前だということです。植物、動物、建材、そして現地で観察された行動。言葉は、それが指すモノと一緒にしか旅をしない——外来語の地図を眺めると、そのことがよく分かります。
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🔊この話に出てきた英語を使ってみる
音声ボタンを押すと、ネイティブ発音で読み上げます。
Prices have run amok since last year.
去年から物価が制御不能に高騰している。
❓まとめ
Q. run amok の amok も、bamboo も、orangutan もマレー語
A. 香辛料貿易の航路上にあったマレー半島の言葉が、船乗り経由でまとめて英語に入りました。
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