答えアラビア語の「飲む(shariba)」が語源。ルートが違うだけで、元は同じ一族です。
📖くわしく解説します
アラビア語の動詞 shariba(飲む)から、sharbat(飲み物)と sharāb(飲料・シロップ)という2つの名詞が生まれました。ここから英語への旅が始まります。
sharbat はトルコ語経由で英語に入り sherbet に。同じ語がイタリア語 sorbetto → フランス語 sorbet を経由すると sorbet になります。まったく同じ語が、通った国の数だけ別の単語になったわけです。だから英語圏では sherbet と sorbet が微妙に別物として売られています(アメリカでは sherbet は乳成分入り、sorbet は乳なし)。
sharāb のほうはラテン語 siropus を経て syrup に。そしてshrub——低木の shrub ではなく、酢と果物で作る飲み物のほうの shrub も、同じ語源です。近年アメリカのクラフトカクテル界で復活しています。
中東起源の飲み物が、ヨーロッパの各言語という4本のパイプを通って、それぞれ別の名前で英語に集合した。語源が同じでも、経路が違えば別単語になるという、借用語の一番わかりやすい実例です。ちなみに alcohol、coffee、sugar、lemon、orange もアラビア語由来です。
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🔊この話に出てきた英語を使ってみる
音声ボタンを押すと、ネイティブ発音で読み上げます。
I'll have the lemon sorbet, please.
レモンのソルベをお願いします。
❓まとめ
Q. sherbet、sorbet、syrup、shrub — この4つは全部きょうだいです
A. アラビア語の「飲む(shariba)」が語源。ルートが違うだけで、元は同じ一族です。
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