答えラテン語 musculus =「小さいネズミ」。力こぶが皮膚の下を走るネズミに見えたから。

📖くわしく解説します

腕に力を入れると、皮膚の下で盛り上がった塊がぬるっと動きます。古代ローマ人はこれを見て「皮の下でネズミが走っている」と思いました。

ラテン語 mus(ネズミ)に指小辞 -culus を付けた musculus が、そのまま英語 muscle に。

驚くべきことに、この発想はローマ人だけのものではありません。ギリシャ語 mys、アラビア語 عضلة、そして日本語の「二の腕の力こぶ=鼠径(そけい)」や「ふくらはぎのこむら」など、複数の文化が独立に筋肉をネズミに例えています。

同じ語源をもつ意外な単語が mussel(ムール貝)です。こちらも musculus から来ていて、殻から出た身の形がネズミに見えたためとされます。筋肉と貝が同じ語源というのは、なかなか想像しにくい組み合わせです。

日本語側の呼応も面白いところです。ふくらはぎがつることを「こむら返り」と言いますが、この「こむら」はふくらはぎのこと。そして解剖学の「腓腹筋(ひふくきん)」の腓は、もともとふくらはぎのふくらみを指す漢字です。体の膨らみに小動物を見る発想は、洋の東西を問わないようです。

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🏷 筋肉 ラテン語 ネズミ

まとめ

Q. muscle(筋肉)の語源は「小さなネズミ」

A. ラテン語 musculus =「小さいネズミ」。力こぶが皮膚の下を走るネズミに見えたから。

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