答えイタリアの商人が使っていた略記 p 100 が、数百年かけて崩れて今の形になりました。
📖くわしく解説します
15世紀ごろのイタリアの商業文書では、百分率を per cento と書いていました。これがだんだん略され、「per 100」→「p cento」→「pc°」と崩れていきます。
17世紀には 「⁰/₀」 のような形が現れ、やがて縦棒が斜めになって % が完成しました。上下の丸が「100」の2つのゼロの名残だと考えると、記号の形がすっと腑に落ちます。
同じ発想の続きが ‰(パーミル、1000分の1)で、こちらはゼロが3つに増えた形。%はもともと数字だった——記号の中に、書き飛ばされた100が今も残っています。
この崩れ方は、手書きの速度が記号を作るという一般法則の一例です。& が et の続け書きから生まれ、$ が ps の重ね書きから生まれたのと同じ。記号とは、急いで書かれた文字のなれの果てです。
英語での読み方にも注意点があります。50% は fifty percent で、percents とは言いません。percentage は割合そのものを指す名詞で、数字とは一緒に使いません(× 50 percentage)。増減を語るときは percentage point(パーセントポイント)という別の単位が必要になり、5%から7%への上昇は、2パーセントポイントの上昇であって2%の上昇ではありません。統計を読むときの基本です。
スポンサーリンク
🔊この話に出てきた英語を使ってみる
音声ボタンを押すと、ネイティブ発音で読み上げます。
Sales rose by fifteen percent.
売上が15パーセント伸びた。
❓まとめ
Q. % の記号は、「per cento」の書き崩しからできた
A. イタリアの商人が使っていた略記 p 100 が、数百年かけて崩れて今の形になりました。