答えラテン語 salarium(塩のための手当)から。ただし「塩で支払われた」は有力説どまりです。
📖くわしく解説します
ラテン語の sal は「塩」。そこから作られた salarium がローマ兵に支給された手当を指し、フランス語を経て英語の salary になりました。ここまでは定説です。
問題は「なぜ塩なのか」。よく言われるのは「当時、塩は貴重品で、給料そのものが塩で支払われていた」という説明ですが、これを直接裏づける史料は乏しく、研究者の間でも意見が分かれています。「塩を買うための現金支給だった」という、もう少し地味な解釈のほうが有力です。
ついでに、価値のある人を指す worth one's salt(給料に見合う働きをする)も同じ発想から来ています。塩ひとつで、古代の経済がここまで言葉に残るのは面白いところです。
この語からは、思わぬ方向にも枝が伸びています。salad も同じ sal(塩)から。もとは塩をかけた野菜という意味でした。sauce、sausage(塩漬けした肉)も同族です。食卓の語彙の多くが塩から生まれているのは、保存技術が塩しかなかった時代の名残です。
実用面では、salary と wage の違いを知っておくと役に立ちます。salary は月給・年俸(固定)、wage は時給・日給(働いた分だけ)。求人票を読むときの基本的な区別で、salaried employee と言えば固定給の正社員を指します。
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He's not worth his salt as a manager.
彼は管理職として給料分の働きをしていない。
❓まとめ
Q. salary(給料)の語源は「塩」
A. ラテン語 salarium(塩のための手当)から。ただし「塩で支払われた」は有力説どまりです。