答えボクシングのゴングが語源。19世紀末のリング用語がそのまま日常語になった。

📖くわしく解説します

「昔は仮死状態で埋葬される事故が多く、棺から地上へ紐を引いて鳴らす鈴を付けていた」という話。安全棺(safety coffin)自体は実在したのですが、それで実際に助かった人の記録は確認されていません

saved by the bell の初出は1890年代のボクシング記事。ノックダウン寸前の選手がラウンド終了のゴングに救われる、あの場面そのものです。

つまり「間一髪で助かる」という現在の意味は、リングの上でそのまま生まれたもの。墓場は関係ありません。

安全棺そのものは実在し、19世紀のヨーロッパで複数の特許が取得されています。博物館に現物も残っています。ただし「それで蘇生した人がいた」という記録は確認されていません。装置は本物、成功談だけが作り話という構図です。

ボクシング側にも後日談があります。ゴングに救われる展開があまりに多かったため、現在は多くの団体で最終ラウンド以外はゴングで救済されないルールが採用されています。つまり語源になった現象そのものが、競技から半分消えているわけです。

スポンサーリンク

🔊この話に出てきた英語を使ってみる

音声ボタンを押すと、ネイティブ発音で読み上げます。

Saved by the bell — the meeting ended just in time.
危機一髪、ちょうど会議が終わって助かった。

🏷 俗説 ボクシング

まとめ

Q. saved by the bell は「生き埋めの人が鈴を鳴らして助かった」から — ではない

A. ボクシングのゴングが語源。19世紀末のリング用語がそのまま日常語になった。

🚫実はガセだった有名な語源 の他のネタ

💡 英語の雑学・豆知識をすべて見る