答え船会社にも切符にもそんな表記は一切残っていない。語源は不明だが、頭字語ではないことは確実。

📖くわしく解説します

「インド航路の豪華客船では、往路は左舷(Port Out)、復路は右舷(Starboard Home)が日陰で快適。金持ちはそこを取るので切符に P.O.S.H. と記された」— あまりに出来すぎた話です。

実際に当時の船会社の切符や記録を調べても、そんな印字も略号も一つも見つかっていません。この説が現れるのは posh という語が使われ始めてから何十年も後で、完全な後付けです。

本当の語源は不確定。19世紀のスラングで「金」や「洒落者」を指した posh から来たという説が有力です。「もっともらしい頭字語の語源はだいたい嘘」は、英語雑学の鉄則。

肝心なのは、posh がイギリスでは階級のにおいがする語だということです。a posh accent と言えば上流階級の話し方を指し、文脈によっては称賛にも皮肉にもなります。「気取っている」という含みが出ることも珍しくありません。

アメリカ英語ではこの階級感が薄く、単に高級という意味なら fancyupscale を使うほうが自然です。a fancy restaurant(高級レストラン)。イギリス人が posh と言ったときは、褒めているのか茶化しているのか、口調まで見て判断する必要があります。

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まとめ

Q. posh は Port Out, Starboard Home の略 — 完全なガセ

A. 船会社にも切符にもそんな表記は一切残っていない。語源は不明だが、頭字語ではないことは確実。

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