答え英語は「トルコの鳥」、トルコ語は「インドの鳥」、フランス語も「インドの」、ポルトガル語は「ペルー」。誰も自国の鳥だと思っていない。
📖くわしく解説します
16世紀のイギリスには、トルコ経由でアフリカ産のホロホロチョウが輸入されており、turkey cock と呼ばれていました。その後アメリカ大陸から届いた別の鳥がよく似ていたので、名前をそのまま流用。結果、原産地アメリカの鳥が「トルコの鳥」になりました。
ところがトルコ語ではこの鳥を hindi(インドの)と呼びます。フランス語 dinde も d'Inde(インドの)。オランダ語 kalkoen は「カリカット(インドの都市)の」、ポルトガル語 peru はそのまま「ペルー」。
つまり世界中の言語が、この鳥をそれぞれ違う「遠い国」のせいにしている。大航海時代の情報の混乱が、そっくりそのまま辞書に化石化した例です。
この鳥の名づけの混乱は、感謝祭のたびに英語圏でネタにされます。アメリカ最大の祝日の主役が、原産地とは無関係な国名を背負っているわけですから。
似た構図の食べ物がほかにもあります。French fries はベルギー発祥という説が有力ですし、Jerusalem artichoke(キクイモ)はエルサレムともアーティチョークとも無関係(イタリア語 girasole=ヒマワリ の聞き間違い)。食べ物の名前は、伝えた人の勘違いをそのまま保存する——覚えておくと、メニューを見るのが少し楽しくなります。
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❓まとめ
Q. turkey(七面鳥)は、世界中で「よその国の鳥」と呼ばれている
A. 英語は「トルコの鳥」、トルコ語は「インドの鳥」、フランス語も「インドの」、ポルトガル語は「ペルー」。誰も自国の鳥だと思っていない。