答えネルソン提督が撤退命令の信号旗を、わざと見えない方の目に望遠鏡を当てて「見えない」と言い張った逸話から。

📖くわしく解説します

1801年のコペンハーゲンの海戦。イギリス艦隊のホレーショ・ネルソンは、上官から「撤退せよ」の信号旗を受け取ります。しかし彼は戦況を有利と見て、片目を失明していた右目に望遠鏡を当て、「信号? 私には本当に見えないのだが」と言って攻撃を続行し、勝ってしまいました。

この逸話が、命令や不都合な事実を意図的に無視する turn a blind eye の由来として語り継がれています(史実性については議論もありますが、表現の広まりにこの話が効いたのは確かです)。

よく描かれる眼帯姿のネルソン像は、実は後世の創作です。彼は右目の視力をほぼ失っていましたが、見た目に異常がなかったため眼帯はしていませんでした。逸話の細部が独り歩きしている点も含めて、この表現らしいところです。

使い方は turn a blind eye to ~ の形。ポイントは「気づいているのに、あえて処理しない」ことで、単なる見落としには使えません。だから権限のある側が主語になる場面が多い。The manager turned a blind eye to the mistake. のように使います。同義の look the other way もセットで覚えておくと便利です。

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🔊この話に出てきた英語を使ってみる

音声ボタンを押すと、ネイティブ発音で読み上げます。

The manager turned a blind eye to the mistake.
上司はそのミスを見て見ぬふりした。

🏷 見て見ぬふり ネルソン

まとめ

Q. turn a blind eye(見て見ぬふり)は、片目の提督のとんでもない言い訳から

A. ネルソン提督が撤退命令の信号旗を、わざと見えない方の目に望遠鏡を当てて「見えない」と言い張った逸話から。

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