答えはい、どれも東欧系ユダヤ人の言語イディッシュ語からの借用語です。中でも glitch は、1962年にNASAの宇宙飛行士ジョン・グレンが自著で使ったことがきっかけで、一気に一般語になったとされています。

📖くわしく解説します

glitch(ちょっとした不具合・誤作動)は、イディッシュ語の glitsh(滑りやすい場所)、動詞 glitshn(滑る)に由来するとMerriam-Websterは説明しています。1940年代、アメリカのラジオ業界で放送事故を指す隠語として使われ始め、1950年代にはテレビの技術者が機材トラブルを指す言葉として引き継ぎました。

この業界用語を一般に広めたのが、1962年に人類初の地球周回飛行を成し遂げた宇宙飛行士ジョン・グレンです。彼は自著 Into Orbit の中で "Literally, a glitch is a spike or change in voltage in an electrical circuit"(文字どおりには、glitch とは電気回路の電圧の急な変化のことだ)と説明しました。NASAの宇宙開発が世間の注目を集めていた時期と重なったことで、電気系統の些細な不具合を指すこの語は一気に一般語彙へ広がったとされています。

同じくイディッシュ語出身の単語は、ほかにも日常に溶け込んでいます。chutzpah(ずうずうしさ、ハッタリ)はヘブライ語の ḥuṣpāh を経由した語で、英語での初出は1867年までさかのぼります。klutz(不器用な人)はイディッシュ語の klots(木の梁、転じて「不器用な間抜け」)から。親しく打ち解けて話すことを指す schmooze も、イディッシュ語の shmuesn(おしゃべりする)がそのまま英語の動詞になったものです。

いずれも20世紀にアメリカへ渡ったユダヤ系移民の口語が、英語話者の間でそのまま定着した例です。日本語の「ニュアンス」のように、既存の英単語では微妙に言い表せない語感——glitchの「原因不明の小さな不具合感」、chutzpahの「あきれるほどの図太さ」——が重宝され、辞書に載る正式な英単語として生き残りました。ニュース記事で "a software glitch" や "sheer chutzpah" という表現を見かけたら、その背後に一つの移民言語の歴史があることを思い出してみてください。

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The app crashed because of a minor glitch in the update.
そのアプリは、アップデートのちょっとした不具合でクラッシュした。

🏷 Yiddish glitch chutzpah klutz schmooze John Glenn gairai

❓まとめ

Q. glitch(不具合)、chutzpah(ずうずうしさ)、klutz(不器用な人)。この3つの英単語、実は全部イディッシュ語だと知っていましたか?

A. はい、どれも東欧系ユダヤ人の言語イディッシュ語からの借用語です。中でも glitch は、1962年にNASAの宇宙飛行士ジョン・グレンが自著で使ったことがきっかけで、一気に一般語になったとされています。

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