答えyou が単数と複数を兼ねてしまったので、複数専用の形を各地の話者が自作している。
📖くわしく解説します
thou が消えた結果、英語は「あなた」と「あなたたち」を区別できない言語になりました。これは実用上かなり不便です。
そこで世界中の英語話者が、それぞれ勝手に複数形を作りはじめました。y'all(アメリカ南部)、you guys(アメリカ全般)、yous / youse(アイルランド、リヴァプール、ニューヨーク、オーストラリア)、you lot(イギリス)、yinz(ピッツバーグ)、all y'all(さらに強調)。
面白いのは、これらが互いに影響しあわず、同じ穴を埋めるために独立に生まれていること。言語は必要な区別を必ず作り直すという法則の、生きた実験場です。
この現象は言語が穴を放置しないことの証拠です。必要な区別が失われると、話者は必ず新しい形を作ります。しかも互いに相談せず、同時多発的に。
実用面では使い分けに注意が要ります。you guys は男女混合でも使われますが、性別に配慮する場面では避けられる傾向があり、代わりに you all / folks / everyone / team が選ばれます。y'all は南部の響きが強いものの、近年は性別中立な複数形として全米に広がりつつあります。会議の呼びかけなら everyone が最も安全です。
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🔊この話に出てきた英語を使ってみる
音声ボタンを押すと、ネイティブ発音で読み上げます。
Are you guys coming to the party?
君たち、パーティー来る?
❓まとめ
Q. y'all や you guys が生まれたのは、英語の欠陥を埋めるため
A. you が単数と複数を兼ねてしまったので、複数専用の形を各地の話者が自作している。
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